そもそも「ピロリ菌」って何?

「ピロリ菌」(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の中に住みついている細菌です。
「ヘリコ」は「ヘリコプター」と同じ語源で「らせん」の意味。数本の長い鞭のような毛を回しながら運動するところからきています。「バクター」は「バクテリア」。「ピロリ」は、胃と十二指腸との境目である幽門(ラテン語で「ピロルス」)に生息するという意味からの命名です。

胃の中は強い胃酸がいつも分泌されている環境。細菌といえども生存できないと思われていました。たまたま細菌が見つかっても、それは潰瘍などで酸が減った結果と思われていたのです。
しかし1982年、ワレンとマーシャルという二人の医師がピロリ菌の培養に成功しました。この菌は、強い胃酸の中でも平気で暮していける細菌だということを証明したのです。

彼らはのちに、この発見でノーベル賞を受賞しています。

Category: 「ピロリ菌」と「胃がん」