ピロリ菌の「検査」はどれがお勧め?

各種の検査の中でどの検査がよいかは、ご自身の状況や施設の機器などによって違います。
当院では、以下のような検査をお勧めしています。

  1. ピロリ菌がいるかどうか、はじめての検査には「血液検査」がお勧め。
  2. ピロリ菌がいる場合、治療には「内視鏡で胃炎を証明」することが必要です。ピロリ菌が陽性なら「内視鏡検査」で「胃炎」を確認し、細胞をとって確定診断を行います。
  3. ピロリ菌の治療(除菌)を行ったあとは、「尿素呼気試験」で、治療効果を判定します。

上記の検査をお勧めする理由は、次のようなものです。

  1. ピロリ菌感染の証明には、簡単で確実な方法を選びます。すぐに検査できて、心理的な抵抗が少なく、判定が確実、という点から、はじめての方には血液検査をお勧めしています。
  2. 内視鏡検査は、除菌治療のためにどうしても必要です。 感染している方のほとんどに「慢性胃炎」の所見が認められます。細胞を取って調べると、診断がより確実になります。
  3. 除菌治療を行ったあとも、しばらくは検査の値が高いことがあります。 血液検査では、半年から1年くらいは値が高く、数年間続くこともあります。内視鏡では、数の減ったピロリ菌を捕らえそこなうことがあります。 当院では治療の1~2ヶ月後に、尿素呼気試験で効果判定を行っています。
Category: 「ピロリ菌」と「胃がん」